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呼び名でみるリング


ジュエリー・アクセサリーについて、知ってて得するちょっとした知識をご紹介しています。
もう知っている方も、はじめての方も楽しんでいただければ幸いです。

人類が古くから思い入れの強いリングについてです。

◆◇◆ピンキーリング(pinky ring)◆◇◆


ピンキーとは英語で小指を指します。
古来より、小指は「チャンスや秘密」の象徴とされてきました。
最近では、両手に何本ものリングをつける女性が増えて、ピンキーリングも一般的になりました。
ピンキーリングの一般的なサイズは4番くらいです。
普通のリングサイズが10〜13番くらいですので、かなり小さめですね。


<18kgpのスワロフスキーピンキーリング>

せっかく一番端にある小指につけるのですから、サイドにポイントを置いているようなデザインがオススメです。
小指は他の指に比べると節がすくないので、スルリと抜けやすくやや幅広につくるのが宝石職人がきをつける点です。
欧米では、女性よりも男性が多くつけているようです



◆◇◆エタニティリング(eternity ring)◆◇◆

これは、みなさんご存知のように、結婚記念日や子供が生まれた記念に夫から妻へ送られるリングをいいます(まだ、わたしは送ったことがありませんが(-_-;))
本来は、「永遠に途切れることなく」という意味を込めて、指輪の周り全部に、同カット、同サイズの宝石を留めるものです。
しかし、最近は、より実用的なこと(サイズ直しやコスト)を考えて半周程度に宝石を留めるものもあります。
ちなみに、それぞれ前者を「ハーフ・エタニティ」、後者を「フル・エタニティ」なんて名前も付いているようです。



<0.25ct 18kエタニティリング>



<0.25ct 18kハーフエタニティダイヤリング>

◆◇◆ポージーリング(posy ring)◆◇◆


13世紀のヨーロッパで「愛はすべてに打ち勝つ」と指輪に刻んで、恋人に贈ったのが始まりだとか・・・。
このように、ポージーとは、詩や短い文句、モットーなどという意味があります。
先ごろ、映画化された「ロード・オブ・ザ・リング(指輪物語)」の指輪に、古代エルフ文字で刻まれた文字が記憶に新しいでしょう。




英訳すれば
One Ring to rule them all, One Ring to find them, One Ring to bring them all and in the darkness bind them
だとか・・・


◆◇◆リガードリング(regard ring)◆◇◆


19世紀に流行したジェムリングの一種で、宝石を並べて、その頭文字によって愛の言葉を表現しました。
例えば、「REGARD(敬愛する)」
R---Ruby(ルビー)
E---Emerald(エメラルド)
G---Garnet(ガーネット)
A---Amethyst(アメジスト/アメシスト)()
R---Ruby(ルビー)
D---Diamond(ダイヤモンド)

という具合です。

ちなみに「Love」だと、どんなジェムの組み合わせがあるでしょう
L---Lava(ラァーバ)
O---Onyx(オニキス)
V---Verderite(ヴェルデライト/ブルートルマリン)
E---Emerald(エメラルド)






上の写真は、左から順に、"L""O""V""E"の頭文字になっていますが、石の印象からすると、完成したジュエリーは、静かで秘められた愛といった感じになりそうですね。

もっと、若々しくアグレッシブにしたいならば、これに、赤色系のルビー(ruby)や少しオキテ破りですが、黄色系のレモン・クオーツ(Lemon Quartzなど混ぜて)「real love」なんて創ると、ステキな指輪が出来そうです。
土台は、シルバーと溶岩石を組み合わせても面白いでしょう。


<レモンクオーツ>

このように、「regard ring」は別名「message ring」とも呼ばれていますが、現在、発祥の地である西欧諸国では、あまり創られていないようです。

◆◇◆3連リング(three loops ring)◆◇◆


リングの重なる数によって、2連、3連、5連リングと呼ばれます。

有名な3連リングとして、カルティエの3連リングはみなさんよくご存知でしょう。
イエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールドの3種類のゴールドリングを重ねて作ったリングは、スリー・ゴールド・リングとして親しまれています。

実は、デザインしたのはカルティエのデザイナーではなく、ジョン・コクトーという劇作家で、自分でデザインしたものをカルティエに注文したというわけです。
膨大な利益に見合うデザイナー料は、もらっていたのでしょうか(^^ゞ


カルティエ 3連リング


◆◇◆チャームリング(charm ring)◆◇◆


チャームとは、チャーミングと日常使われるように、「魅力的な」といった意味に使われますが、本来は「魔よけ」や「お守り」を意味します。

ですので、色んなモチーフを指輪につけて、それを指輪の意味として身に着けるのです。
モチーフでよく使われるものは、次のようなものがあります。

(モチーフ):(意味)
  鍵   :愛情・富・健康
 十字架  :力
 リボン  :人との絆
小瓶/羽  :夢の達成
 ハート  :幸福・愛情・・・

現在では、こういった意味より、単純に飾りと解釈し、チャーム・リングといえば、飾りつきのリングとなっているようです。


<14kゴールド ダングル クロスチャームリング>



◆◇◆ベビーリング(baby ring)◆◇◆


かなり、一般的になってきましたが、その名の通り、子供が生まれたときに、親しい親族が子供の健康な成長を願って作るリングです。

そのため、非常に小さく内径は8mm程度。無理に日本の指輪サイズで表すならば、1番以下となるでしょう。

赤ちゃんが飲み込んだら大変ですので、実際つける機会は少ないでしょう。また、サイズがサイズだけに、大きくなったら着けるということもできないので、よくペンダントヘッドとして流用することが多いです。


<14kゴールド CZベビーリング>

◆◇◆スネークリング(snake ring)◆◇◆


チョット不気味な指輪ですが、中国やアジアの内陸部では非常にポピュラーな指輪で、知性という意味や、尾がからみついて幸せを逃さないとされるため、縁起物としても珍重されているリングです。

古来から、永遠性を持つといわれてもおります。


<18kホワイトゴールド ガーネットスネークリング>

◆◇◆シグネットリング(signet ring)◆◇◆


シグネットは印章の意味で、和訳すれば、「印章指輪」となるでしょう。

似たようなものに、seal ring(シールリング)がありますが、シグネットリングは書類など平面に押印するに対して、シールリングは、封印の目的でワックス型押しするものです。映画のなどで、封筒に封印するシーンを観られた方も多いでしょう。

西欧諸国の男性の中には、本来の目的ではなく、アンティークのシグネットリングをファッションとしてしている人も多いです。

ちなみに、フーテンの寅さんもシグネットリングしてますよ。


<18kゴールド ケルト紋章シグネットリング>

◆◇◆セットリング(set ring)◆◇◆


セットリングは日本でつくられた言葉で、西欧ではさかさまにしてリングセットが一般的です。

言葉の通り2つ以上の指輪を、添えたり、からめたり、中に組み込んで使います。シンプルな指輪から、ゴージャスな指輪に変化させ、使用場面に応じて使い分けると言うわけです。

また、日本では、セットジュエリーという言葉もあって、これはリングとおそろいのネックレス、ネックレスとおそろいのイアリングとリングといったデザインの同じアイテムの組み合わせを指します。

英語では、set jewelleryではなく「parure」または「a suite of jewellery」といいます。



◆◇◆コンビリング(日本だけ)◆◇◆


コンビリングとは、セットリングと同様に日本で造られた言葉です。
これは、1本のリングで2つ以上の地金を使っていることで名付けられました。

金とプラチナを使った組み合わせが一般的ですが、最近ではピンクゴールドなど、地金色の種類が増えたため組み合わせも多様になりました。

海外ではトーン(tone)という表現で表す場合があります。



<10kピンクゴールド ツートーンローズリング>

豆知識